よくわからないから楽しい

たまに何を言っているのかも分からなくなります

『アナと雪の女王』がヒットしたのって、97%くらい松たか子のおかげだと思ってたけど

公開直後のことだと思うんですが、テレビをつけたら松たか子さんの『Let It Go』が偶然流れてて、ものすごい衝撃を受けたんですね。

もう一度聴いてみたいなと思って、Youtubeで検索してリピートしちゃうくらい。普段そういうことはしないんですが。


『アナと雪の女王』ミュージック・クリップ:Let It Go/エルサ(松たか子) - YouTube

うん、何度聴いてもやっぱりいいね!!(強調) 

『明日、春が来たら』で歌手デビューした頃と比べても、かなり情感ある歌い方になっていてビックリした記憶があります。

自分もですが、この『Let It Go』を耳にしてヒットを予感した人って多いんじゃないでしょうか。ヒットどころか社会現象にまでなっちゃって、さらにビックリですよね。

この映画の成功要因の97%くらいは松たか子のおかげだと、つい昨日までは思っていました。

 

ここからなぜか書評

 

今日この話題を取り上げたかったのは、この本を読んだからです 笑

広告やメディアで人を動かそうとするのは、もうあきらめなさい。

広告やメディアで人を動かそうとするのは、もうあきらめなさい。

  • 作者: 本田哲也,田端信太郎
  • 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
  • 発売日: 2014/07/30
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

タイトルからわかるように、マーケティング本です。LINEの田端さんが共著ということもあって、自分の周りでもかなり話題になってます。

この本の切り口はざっくり言うと2つに集約されます。

旧来型のアプローチは通用しない(=あきらめなさい)

インターネットの普及、SNSの台頭、人々の生活習慣の変化などによって、情報媒介の主導権は発信者サイドではなく受信者サイドに移った。だからもう旧来型のアプローチは通用しないよ、という話。

「旧来型」というのは単にテレビの広告枠を使うなみたいな表層的な手段の話ではなく、本質的なユーザー心理を理解せずに、傲慢で押し付けがましいアプローチをすること全般を指しているようです。

人が動く本質的な理由は、その人数によって異なる

  • 1000人
  • 1万人
  • 10万人
  • 100万人
  • 1000万人 アナ雪
  • 1億人
  • 10億人

これらの単位で実際に人が動いたケースを例示するとともに、その本質的な理由や動機について考察しています。アナ雪は1000万人を動かした事例として、主にPART3の章で触れられています。

 

松たか子の力だけでは1000万人は動かない

 

この本では、アナ雪が人々の心を動かした大きな要因として「解放を求める心」を挙げています。

日本の女性の生き方が多様化する中で、それぞれの人がいろんな葛藤のはざまにいる。もっと自由に自分らしく、ありのままの自分で生きたいという本音に『アナと雪の女王』と『Let It Go』が刺さった。つまり、人々が動き始める「ココロの沸点」を超えた・・・。

うーん、どうなんだろ(え?

それが1000万人を動かす大きな理由なのかなぁというと、ちょっと「?」な感じがしなくもないんですが、この本を読んで明確に腹落ちしたことがあります。

この本に書かれている1000万人が動くPOINTによると、「松たか子の歌、いいなぁ」レベルでは、さすがにそこまでの人数は動かない。1000万人を動かすためには、自分の体験に置き換えられるような、別のエネルギー増幅装置もやっぱり必要。

そのエネルギー増幅装置が何なのかというと、「解放を求める心」以外にも深層心理部分の要因があるような気がするんだけど、まだ自分の中で答えは出てない。もっと掘り下げてみたいところではあります。

 

まとめ

 

ちゃんとヒット要因を分析するなら、「アナ雪は97%くらい松たか子のおかげ」みたいに単純化しすぎるのは論外として、「あれは有効だった、これはそうでも無かった」みたいにただずらずらと並べるだけでも不十分

人が動くそれぞれの単位において、どのような理由があったのか、それぞれのフェーズで何が増幅装置として機能したのか。そこまで整理して考えなければいけない。

「広告やメディアで人を動かそうとするのは、もうあきらめなさい。」はその論理展開にとても納得感が持てる本です。ぜひ読んでみてください。

 

実はいまだに『アナと雪の女王』を観ていないのに、こんな記事書いちゃってすいませんでした。