よくわからないから楽しい

たまに何を言っているのかも分からなくなります

人はなぜ会社を辞めるのか

人と会社は「約束」によって結びついている

まず分かりやすいのは、金銭、ポジション、労働時間などの待遇を約束されて入社するケースです。もちろん入社後に待遇が変わるケースもありますが、まずは入社時の待遇を合意事項として約束する所からスタートします。

もうひとつ、会社のビジョンに共感して入社するというケースもあります。スタートアップの場合はこちらが多いですね。この場合は「ビジョンがサービス、文化、制度などの仕組みに落とし込まれていること」が約束事になります。

例えばうちの会社であれば、「みんながワクワクしてイノベーションを起こし続けられるメガベンチャーを作る」がビジョンであり、それを実現するためにSnapeeeというサービスがあり、自分たち自身がワクワクできるような文化や制度が存在していることが約束事です。

 

人はなぜ会社を辞めるのか

一方で、人が離反する原因はだいたい以下に集約されます。

  1. ビジョンに嘘があり、メンバーを裏切った
  2. ビジョンは本音だけど仕組みや環境に落とし込めておらず、結果として嘘になった
  3. 今の会社よりもっと共感できる居場所を見つけた
  4. そもそも会社のビジョンに興味が無い人だった
  5. 働く動機が変化した

 

待遇の良さに惹かれて入社した人がもっと良い待遇の会社を見つけて出て行くというケースは、一見するとビジョンや共感との関連は薄い感じもしますが、条件に共感して入社したという意味では「3」に該当しています。

 

人が辞める時に「卒業」という言葉を簡単に使いたくない理由

人が辞める時に、よくこの言葉が使われます。

卒業というのは前向きな言葉です。会社を辞めた先に新しい未来が待っていることを踏まえて、残る側としても気持ち良く送り出したい。それも分かります。

でも自分はマネジメントに関わる立場として、その言葉は使いたくない。「新しい環境でも頑張ってね」とは言って送り出すことはできても、「卒業おめでとう」のような言葉は軽々しく使いたくない。

メンバーが離反するのは、そのメンバーや一緒に仕事をしている人たちの責任ではなく、経営やマネジメント側の責任だからです。卒業という言葉でそれを覆い隠すことで、自分以外の何かに責任を転嫁しているような気がしてならない。

人はなぜ会社を辞めるのか。人が辞めたという事実を踏まえて、自分が影響力を発揮して変えられる所はどこなのか。それは自分自身の性格なのか、会社の仕組みなのか。それとも別の何かなのか。

そこを突き詰めて考えてみることが重要なんじゃないかなぁと思っています。

 

まとめ

お金でつながっているだけの人は、カネ払いが悪くなれば離れていきます。ビジョンがあっても、それを実現するイメージをメンバーが持てなければ、それはただの建前に過ぎません。

人をインセンティブやモチベーションで動かす前に、まず自分自身が心の底から本気になれるようなビジョンを持ち、それに対して自分自身が誠実に向き合う。それを忘れないようにしたいものです。

 

----------

(補足)
以前やっていた別のブログでも、同じテーマで書いたことがあります。それに少し肉付けする形でまた書き直してみました。