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【起業】学生アピールがもたらす2つの壁

今でも結構な頻度で「自分たちは学生のスタートアップです!」っていう謎アピールを見かけます。略歴レベルで紹介するのは別に普通だし良いんですが、コーポレートサイトや運営しているWebサービスなどでブランディングの手段としてそこをアピールするのって、どんなメリットがあるんでしょうか。

ビジョンを実現することと自分たちが学生であることって、本質的には何の関係も無いんですよね。「学生の問題を解決する」系のサービスであったとしてもです。自分たちが卒業したって成し遂げたいビジョンが変わるわけでも無いし。

これはかなり主観が入りますが、学生が創業した会社のうち、うまく行っている会社の大半は、そもそも学生アピールなんてしていないように思います。

学生アピールでブランディングをしている会社は、ほぼ例外なく以下の2つの壁にぶち当たっている印象です。

 

本気度の壁

 

経営やサービスの本質を追求している学生スタートアップは、学生アピールの意義や優先順位が相対的に低いっていうことをしっかり認識しています。企業経営が遊びじゃないことも知っています。

「学生である」っていう情報を発信するくらいなら、顧客にとってもっと意味のある情報や、投資家から見て魅力的に見える技術基盤など、それを認知してもらうことで自社の価値が高まる情報にフォーカスした方が良いのは当たり前。

学生アピールから受ける印象として、コミットメントのレベルが中途半端に見えるとか、サービスのクオリティが低く見えるっていうのもあるんですが、そういう情報の見せ方ひとつひとつから、経営に対しての本気度に大きな壁を感じます。

 

巻き込むべき人たちを拒絶するという壁

 

前述の通り、ビジョンを実現することと自分たちが学生であることには何の関係もありません。優秀な社会人エンジニアをメンバーに迎え入れるというのは事業を成長させる上で避けて通れないですし、時には経営レベルでシリアルアントレプレナーに参画してもらうというケースもあります。有名な所だと、大学院生のチームが創業したGunosyと現共同経営者の木村さんとの関係がそんな感じですね。

社会人の立場から見て、どうでもいい学生アピールをしているチームにジョインしたいとは思わない。本気度が軽く見えるっていうのもあるし、同世代で気心が知れた小さいコミュニティで群れたいんだろうなぁっていうようにも感じるでしょうし。

取引先の立場から見た場合も、印象としては似ています。信用できる会社とだけビジネスがしたいというのはどこの会社も思っているはずで、その時に「学生」という文字が出てきたらどう思うか。そこをよく考えてみる必要があります

学生アピールをしているっていうことは、そういう人たちの協力は要らないって暗に言っているのと同じことです

 

まとめ

 

事業を割とうまく回している若手経営者(経歴はあまりしらない人)と話していて、普通に社会人だと思って経歴を聞いてみると、「実は学生です」「ちょっと前まで学生でした」って言われてビックリすることがごく稀にあります。

こういう人がやる事業って、どちらかというとスタートアップのコミュニティとは離れた位置にいることが多いかな

学生でありながら、社会人と対等な立ち位置で本気で勝負して、それで結果を出して。スマートでカッコイイなと思います。

学生というラベリングは本当に必要なんでしょうか。

せっかく事業をやるなら、本質的な要素にフォーカスして全力で取り組むと、単純にもっと面白くなると思いますよ。