よくわからないから楽しい

たまに何を言っているのかも分からなくなります

グロースハックでは「発見を誉め称える文化」こそ重要

Web上の記事を読んでいると、「グロースハックを成功させるためには、細かな改善施策を当ててみて、たくさん失敗することが重要」という主旨の論調をよく見かけます。

本当にそうでしょうか?

Garbage in, garbage out.
(ゴミデータを用いていくら解析してみても、出てくる結果はゴミばかり)
という統計学の格言があります。

正しくセグメントされていないゴミデータを見て施策を打っていたり、継続率に影響があるのか定かではない機能のコンバージョン改善にせっせと励んでいたり。これらの失敗は実は何の前進も生んでいません。

本当に失敗することが重要なのか。グロースハックを機能させる上で、もっと本質的に重要なものがあるんじゃないのか。

一旦立ち止まって考えてみる必要がありそうです。

 

発見こそ喜ぶべきポイント

 

グロースハックの一番の肝は「たくさん失敗すること」ではなく「質の高い発見をたくさんすること」です。時には実装の手を止めてでも、突破口になるような発見を探しにいくことも大切です。

まず仮説を立ててからデータを分析してみると、実装前でも判明する事実はたくさんあります。仮説通りの検証データが出てきたというのも発見ですし、仮説とは違う結果が得られたというのもひとつの発見です。

改善施策、つまり実装はそこからでも全然遅く無い。やみくもに効果の乏しい施策を連発して無意味な失敗を繰り返すより、よほど効果的です。

「発見」というキーワードを考える際に、もうひとつ重要なことがあります。それは、発見の無い数字の変化はグロースハックにおいては無価値だということです。

「週末だから数字が上がった」「プッシュ通知を行ったから数字が上がった」みたいに自明であったり、「なんだかよく分からないけど数字が上がった」みたいに原因が特定できないような数字の上下動には何の価値も無いくらいに考えないと、目線が低くなって、いわゆるゴミデータ的な数字に振り回されることになります。

日々の数字の変化に一喜一憂するのをやめる代わりに、新しい発見があった時にそれを喜び、発見した人を誉め称えるような文化をグロースハックチームに醸成していきましょう。

 

Snapeeeの事例

 

Snapeeeのグロースハックチームでは、発見を誉め称えるための仕組みが社内ツールとして整備されています。

名付けて「グロース◯点」

 


これがログイン画面!

 


BGMと共に緞帳(どんちょう)が上がって・・・!!

 


こんな感じでチームメンバーがズラリと並んでいます。

仮説検証&改善サイクルを回していく中で新しい発見をした人や、データ抽出作業で発見をアシストした人に対して、他のメンバーから賞賛のコメントと共に座布団が贈られます。

 


コメントを入れると・・・(数字はデモ用のものです)

 


司会者「や◯だくーん、座布団1枚!」

 


座布団が増えました!

 

ただ誉め称えるだけではなくて、自分たちが自然と盛り上がれるような仕組みとして取り入れていくと、うまく文化レベルで定着していくんじゃないかなぁと思っています。

 

 

 

グロースハックチームの中村さん。制作に協力してくれたのに、なぜか最後はこんな姿に 笑

 

(追記)

作った人を褒めないでどうするの?というごもっともなツッコミを当人たちからいただいたきました。

 

実装全般:しょうへい(@srockstyle

デザイン:かなまる(@kanamaruharuka

ディレクション:なかむら

 

どうもありがとうございます!
((o・д・)bグッジョブ♪

 

(参考記事)

実装前の仮説検証については、こちらにケーススタディを載せています。

グロースハッカーなのに、DAUや継続率をKPIって言ってていいの?(後編) - よくわからないから楽しい