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【スマホ?】言葉選びにもデザイン思考を【スマフォ?】

「スマホ」と「スマフォ」、「ユーザー」と「ユーザ」のように、全く同じ意味なのに使う人によって表現が異なるケースってよくありますよね。どっちを使うかで社内で軽く揉めるという光景もありそうです。

自分の場合は好き嫌いというより、一般的によく使われている方(ググってみて件数が多い方とか)を割と意識して選ぶようにしています。というかしていました。

 

スマホ ・・・1億件
スマフォ・・・3000万件
→「スマホ」を使う

 

ユーザー・・・1.5億件
ユーザ ・・・2300万件
→「ユーザー」を使う

 

でもこれを示すと、意外と否定されるんですよね。
だって下を使っている人って、分かっててやってるんだもん。

「スマートフォンなんだからスマフォだろ!」「JIS規格だとユーザなんだからユーザなんだよ!」みたいに。

そんな中で、最近かなりしっくりくる判断材料を見つけました。それがタイトルに書いた「デザイン思考」です。

件数での判断と言っていることは似ていますが、もうちょっと心理学的なところに踏み込んでいます。

自分はデザインの専門家でも心理学者でも無いですが、素人なりにがんばって解釈した結果の考察ということで読んでもらえればと思います。学術的にさらに掘り下げられる人の意見も聞いてみたいところです。

 

文字もデザイン

 

一時期ネットで流行った有名なコピペがあります。

こんちには みさなん おんげき ですか?
わしたは げんき です。


この ぶんょしう は いりぎす の ケブンッリジ だがいく の けゅきんう の けっか にんんげ は もじ を にしんき する とき その さしいょ と さいご の もさじえ あいてっれば じばんゅん は めくちちゃゃ でも ちんゃと よめる という けゅきんう に もづいとて わざと もじの じんばゅん を いかれえて あまりす。


どでうす? ちんゃと よゃちめう でしょ?
ちんゃと よためら はのんう よしろく

ちゃんと読めますよね?しかも意外とスラスラと。

これっておそらく、単語を単語として認識しているのではなく、単語をひとつのデザインとして脳が認識しているからなんじゃないでしょうか。

アプリのUIデザインでも似たような事例があります。

例えばチュートリアルの文章。

あれってちゃんと読まれていると思いますか?
「見る」じゃなくて「読む」ですよ?

うちのSnapeeeでは、チュートリアルはほとんどのユーザーに読まれていない、彼女たちは見ているだけなんだという前提で、表現を考えるようにしています(この考え方を取り入れたのは結構最近のことですが)。

だからと言って文字を全部削るというわけではなく、必要な文字情報を視覚の中に入れることで、半無意識的に脳に認識させるという具合です。

もうひとつ事例を。

長文のネット記事を上から下までガーッて読み流しても、意外と主旨も含めて内容って把握できちゃいますよね。あれもおそらく脳が似たような解釈をしてるからなんじゃないでしょうか。

 

人間が一度に扱うことのできる情報量には限りがある

 

これは割と有名で、科学的にも立証されている話らしいです。アプリのデザインにシンプルさが求められている理由も、人間は大量の情報を一度に処理することはできないからです。コピーライティングの仕事なんかでも、このことを意識している人がいるかもしれません。

要するに、脳が無駄に判断を要するような情報は少なければ少ないほど良いわけです。

「スマホ」が「スマフォ」と書いてあるがために、情報の読み手に対して本来の主旨以外の所で無駄に違和感を覚えさせている段階で、それはデザイン思考的な観点からいうとあまりよろしくないということになります。

一方で、「スマホ」に違和感がある人だっているじゃないか!と言う人もいるかもしれません。

どちらかひとつを選ぶ必要があるなら、普通は無意識に理解できる人が多い方を採用すべきです。これは数の論理で良いと思います。ただし何らかの理由で情報の読み手が全員「スマフォ」の方が違和感が無い状況にあるというなら、その場合は「スマフォ」を採用すべきなのかもしれないですね。

 

違和感を逆手に取ることもできる

 

例えば2chまとめでこんな記事を見つけたとしたらどうでしょう。

大阪のマックでテリヤキバーガーセットを100個買った結果wwwww

なんか違和感がありますね・・・。
そうです。大阪なのに「マクド」じゃなくて「マック」を使ってます。

このスレッドはきっと、本来の主旨そっちのけでマック派とマクド派の罵り合いになることでしょう。それが分かっていて覗きにくるユーザーもいるかもしれません。

でもこのタイトルが、そもそもそれを期待して付けられていたものだとしたら?
みんなまんまと釣られているわけです。PV稼ぎに。

こんな感じで、あえて単語の違和感にフォーカスするというテクニックもありそうです。目的が初めからそこにあるなら、それでも良いんじゃないかと思います。

 

まとめ

さて、冒頭の「スマホ」と「スマフォ」、あなたならどっちを選びますか?
デザイン思考で判断してみませんか?

それでもまだ単なる自分の好き嫌いで言葉を選択する人は、売れるモノを作るという意味では向かないのかもしれないですね。