よくわからないから楽しい

たまに何を言っているのかも分からなくなります

効率化は何も生み出さないって知ってた?

無駄な会議は無くしたいし、意味の無い仕事はさっさと切り捨てたい
グロースハックチームを整備して、もっと早く仮説検証を回していきたい。

この辺りを強く意識しながら、社内でもいろいろな仕組みを作って効率化を進めています。今までに無いくらい徹底してやっています。

急激にシフトチェンジいる中でメンバーみんながそれによく応えてくれているし、生産性という面で見てもモチベーションという面で見ても、十分に効果が実感できるくらいの所まで来ています。

・・・でもね、というのが今回の話。

効率化の例として社内の話を少し持ち出しましたが、ここからは一般論です。

 

新しい価値を生み出すためには非効率が必要

 

新しい価値を生み出すためには、非効率であり、余計なことをする必要があるんですよ、絶対に

効率化っていうのは、何かがすでに存在している前提で初めて可能になるものです。何かを生み出すっていうのとは根本的にベクトルが違うんですよね。効率化によって生み出せるものがあるとしたら、せいぜい時間とお金だけ。

そして新しい価値を生み出すためには、時間とお金を必ず消費する必要がある。お金には当然、人件費も含まれる。

ここで、「効率的に」とか「費用対効果は」なんてものを先に考えちゃいけないんですよ。だってそんなもん、わかりっこ無いじゃないですか。

「予算」にしたってそう。先に枠を決めちゃうから、その範囲からしか発想が出てこない。

まず考えるべきは、これから生み出そうとしているものの価値の大きさです。実現したい価値の理想像から考えることです。そして実際に動き出してみるとそこで初めて、いろいろな非効率が生じていることが分かってきます。

 

・無駄や徒労といった失敗の積み重ね

・遊びや実験などの余計な作業の積み重ね

 

これらの非効率によって、初めて新しい価値を生み出すことができるというものです。

効率を先に考える人は、今すでにあるものから論理的に考えて、新しいものの価値自体を否定する傾向にあります。

価値があるかを先に考える人は、価値をより早く実現するために、効率化という手段を考える傾向にあります。

この違い、すごく大きいですよ。

 

バブル後の日本を思い出すと・・・

 

大企業を中心に、ずーーーーっとコスト削減ばっかり言われていますよね。研究開発という、新しい価値を生み出す場所すらコスト削減の対象になってる。というか、真っ先に削減されるケースだってある。

その結果、
たしかに無駄は減ったかもしれないが、何も生まれなくなった。

やっぱり削りやすいんですよ、研究開発部門って。今はまだ見ぬモノが将来どんな価値を生み出せるか、論理的に、具体的な数字として説明できないんだもん。論理的に物事を考えられる(けれど論理の外にあることは想像できない)人からしたら、格好の攻撃対象にもなるんでしょうね。

特に、「よくわからないけれど、なんだかワクワクするようなこと」に価値を見出す余裕が無くなっている。それが今の典型的な大企業の姿。

典型的な大企業の姿と書きましたが、中堅企業であろうとベンチャーであろうと、マインドひとつで陥りやすい問題です。

 

効率を考える時には、生み出すこともセットで考えよう

 

効率化を叫ぶあまり、価値を生み出すための時間とお金まで惜しんではいないですか?効率化すること自体は否定しません。というか常にそれを意識して仕事をするのは当然。

でも「効率化によって生産性を上げる」なんてことを目的にしちゃいけない。価値を生み出すための全体像を考えて、それを実現するための手段のひとつとして効率化に取り組むのがあるべき姿。

「価値を生み出すためにどうすれば良いか」を常に頂点にして行動や仕組みに落とし込んでいけば、少なくともそのうち必ず何かが生まれます。

え、うちですか?

ちょうど今、グロースハックに役立ちそうな、余計だけどすごく面白いツールを社内のエンジニアとデザイナーに作ってもらっています。グロースハックに役立たせるだけじゃなくて、今までうちに欠けていた、とある価値を作るためにね。

(早く完成しないかなー)