よくわからないから楽しい

たまに何を言っているのかも分からなくなります

ソーシャルは死んだのか

ソーシャルは死んじゃったんでしょうか。
Startup Asia Singapore 2014で披露された、今年有望なスタートアップ10社を一挙ご紹介 - THE BRIDGE

 

登壇したスタートアップの一覧

・Bindo Eコマース

・Astroscale 宇宙

・FaceRecog デバイス、マーケティング

・AsliGoli 医療

・MergePay 店舗管理

・HayStakt クラウドファンディング

・Proxperty 不動産の業務支援

・Kairos スマートウォッチ

・StudyPact 学習支援

・AppVirality グロースハック

 

記事のどこを見ても、ソーシャルの文字が無い。日本ではすでにそういうトレンドを感じていたんですが、アジアでも同様の傾向にあるのかな。

 

日本でのソーシャルの盛り上がり

日本でソーシャルというキーワードが一番盛り上がったのは2011年だったんじゃないかと思います。特に群を抜いて多かったのが「iPhone × ソーシャルアプリ」という組み合わせで、たくさんのスタートアップが登場しました。うちのSnapeeeもその中のひとつです。

VCもプレイヤーが増えて、この時期は特にシードラウンドがバブっていたなぁという印象があります。このラウンドで調達に苦労したという話は周りでもほとんど聞かなかったし。

シリコンバレー方面からはFacebookとTwitterは言うに及ばず、InstagramやらPathやら、40億円の調達ネタだけで終わってしまったColorやら、とにかく面白い話題がたくさん飛び込んできていて、ソーシャル周りは本当に活気に満ちていました。

日本でも同じような機運がきっと来る、日本からもグローバルで戦えるサービスがきっと現れる、多くの人がそれに期待していた時代です。

 

日本でのソーシャルの退潮

結局のところ、ソーシャルに手を出したほとんどのスタートアップが失敗に終わったんですよね。自分もこのジャンルに関わる身として、これは素直に認めざるを得ない。

マネタイズがどうこう言う以前に、ユーザーが全然集まらなかったんですよ。

 

・写真共有

・テキストメッセージ

・フード

・日記

・旅行

・Facebook連携アプリ

・クローズド

 

などなど、いろんなジャンルが出てきては消え、うまく行かないのでどんどんコンセプトもニッチになり、やっぱりうまくいかない。本当に成功したと言えるのはLINEくらい。

そんなこんなで、2012年の後半くらいには、起業家の関心も投資家の関心もソーシャルから一気に離れていきました。ECだったりクラウドソーシングだったり決済だったり、ユーザー獲得とマネタイズのストーリーがイメージしやすいものに移っていった感じですね。

さらに最近はウェアラブルデバイスやニュースキュレーションアプリ、そして冒頭に挙げたようなサービス群など、またトレンドが変わりつつあります。

 

生き残ったソーシャルの結果が問われている時期

北米発のスタートアップからは最近でもSnapChatなどの有望なスタートアップが出てきています。北米の場合はExitまで含めたエコシステムがうまく形成されているので、基本的にはまだまだソーシャルの機運が一気に萎むことはなく、これからも面白いサービスが出てきそうな予感があります。

一方で日本はというと、これはもう北米と同じというわけにはいかない。

まず、今からソーシャルをキーワードにしてスタートアップするのは、率直に言ってイバラの道だと思います。ユーザー獲得の困難さは2011年当時と変わらない上に、資金調達のトレンドがあまりにも悪過ぎる。

あとは幸運にも一定のユーザーを得て生き残ったプレイヤーたちが、どのように結果を出していくのか。そしてその中にはSnapeeeも含まれている。

まだやれることはたくさんあるし、今でもいろんな可能性を見出すことができているものの、残された時間がどんどん減っていることもまた事実。結果を出すべく引き続き頑張っていこうと思います。